高血圧が引き起こす恐ろしい病気
心筋梗塞 |
代表的な高血圧の症状に心筋梗塞があります。これは冠状動脈が血のかたまりや、動脈硬化のくずれてしまったものなどで詰まってしまう病気で、死亡する確率も高く、大変危険な病気です。 締め付けられるような胸の痛みや、吐き気や冷や汗、脂汗など症状もひどく、モルヒネなどの麻薬を使わなければならない場合もあります。もしも発作が起きた場合は、早急な処置が必要になり、30分以上たつと、詰まった部分から先の心筋が壊死し、生命の危険も危ぶまれる大変恐ろしい高血圧の症状の一つです。 |
動脈硬化 |
動脈が肥厚し硬化した状態を動脈硬化といい、これによって引き起こされる様々な病態を動脈硬化症といいますが、こちらも高血圧の方にとっては大変危険な症状です。動脈硬化の種類にはアテローム性粥状動脈硬化、細動脈硬化、中膜硬化などのタイプがありますが、多くはアテローム性動脈硬化を指すことが多く、脂質異常症(従来の高脂血症)や糖尿病、高血圧、喫煙などの危険因子により生じると考えられ、最終的には動脈の血流が遮断されて、酸素や栄養が重要組織に到達できなくなる結果、脳梗塞や心筋梗塞などの原因となります。 |
脳出血 |
脳出血は頭蓋内の出血のことをいいます。脳出血は脳内への出血と脳周囲への出血に分類されれ、医学的には狭義での脳内出血のみを指すことが多いようです。 脳出血は、緊張している時や仕事中、軽い運動をしている時や興奮している時等に引き起こされる場合が多いです。 発症すると、意識障害、またひどい時にはこん睡状態などの症状に陥ることもあります。場合によっては、言葉障害や、半身麻痺のような症状になるケースもあります。 |
脳血栓 |
脳血栓とは、脳の血管の中で血が固まって閉塞する病気です。 一時的な手足のまひや、めまい、物忘れなどがひどくなるなどの症状が出ると黄色信号です。そして、その最終的なときに、大きい発作が出ることが多いです。 症状は言語障害や、半身が麻痺したり、脳出血と同じような症状が出ます。 |
脳梗塞 |
脳梗塞とは、脳を栄養する動脈の閉塞、または狭窄のため、脳虚血を来たし、脳組織が酸素、または栄養の不足のため壊死、または壊死に近い状態になることをいいます。また脳卒中になると、症状が激烈で(片麻痺、意識障害、失語症等)突然発症する場合もあります。 |